一般送配電事業者は送電線・配電線などの送配電ネットワークを管理し、電気をお客さまのご使用場所まで送り届ける役割を担う企業です。
◆送配電事業者の役割
弊社を含む各小売電気事業者は、送配電網の利用料金として「託送料金」を一般送配電事業者に支払い、発電所からお客さまへ電気を送り届けてもらっています。
◆送配電事業者の歴史
送配電ネットワークの管理は安定供給を担うため、電力自由化後も引き続き、政府が許可した各地域の電力会社(東京電力等)が担当してきました。
しかしながら、電力自由化で健全な競争を行うためには、地域の電力会社だけでなく、新規事業者も公平に送配電網を利用できる必要があります。
そこで、独立性・中立性を確保するために、送配電部門が各地域の電力会社から分離され、一般送配電事業者として独立しました。
◆送配電事業者の種類
現在、日本全土は10供給区域に分割されており、供給区域ごとに1社の一般送配電事業者が存在しています。
◆電気の安全調査
一般送配電事業者が主体となり、法律に基づき4年に1度以上お客さまの電気設備の安全調査を実施します。
- 国の登録を受けた調査機関の調査員が訪問し、無料で電気設備の安全調査を行います。
- 詳細についてはお住いのエリアの一般送配電事業者へお問い合わせください。